日本が開発中の超伝導用磁石で10万Aの超大電流を達成、核融合炉実現に一歩近づく

世界の核融合炉研究をリードする核融合科学研究所が、最先端の高温超伝導導体の製作に成功し、従来の記録を大幅に上回る10万アンペアという超大電流を達成しました。この類を見ない大きさの電流を生み出す、核融合科学研究所・東北大学共同開発の磁性体材料によって、夢の発電所である「核融合炉」の実現に大きく近づくと期待されています。

プレスリリース / 自然科学研究機構 核融合科学研究所 
http://www.nifs.ac.jp/press/140331.html

火力発電所のように二酸化炭素を排出せず、原子力発電所のような制御不能の連鎖反応が原理的に起こらないため比較的安全で、かつ、一度のサイクルで地球全体のエネルギーを賄えるほどの巨大なエネルギーを生み出すことのできる「核融合炉」は、21世紀のエネルギー問題を解消できる技術として一刻も早い実用化が望まれています。

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核融合発電のメリットは燃料の重水素を海水から抽出出来る事と、(基本的に)放射性廃棄物を出さない事でしょうか。
安全かどうかですが、現在の原子炉よりは格段に安全だとされています。

核融合発電は原発の危険性を回避して膨大なエネルギ-を生み出す夢の発電技術です。

実現する日が一日でも早くと願わずにいられません。

PS. NHKのサイエンスZERO 『“地上の星”を手に入れろ! 核融合研究最前線』が、

    8月3日(日)午後11時半から、アンコール放送されます。

     http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp465enc.html